人が最後を迎える時に後悔すること+そこからの教訓、を25に絞ったのがこの本のテーマなので、そうした内容はどれも割愛できるようなものではない。
(最も全て紹介するのは著作権に触れてしまうけど)
この本の構成
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一章 健康・医療編 1~4(たばこをやめなかったこと、など)
二章 心理編 5~10(やりたいことをやらなかったこと、など)
三章 社会・生活編 11~16(仕事ばかりで趣味に時間を割かなかった、など)
四章 人間編 17~21(会いたい人に会っておかなかったこと、など)
五章 宗教・哲学編 22~24(自分の生きた証を残さなかったこと、など)
六章 最終編 25(ある頑固な性格な人のエピソード)
おわりに(桜の花は後悔するのだろうか?)
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となっている。
どの章も良いことが書いてあったが、それらを読んだ上で最後の六章のエピソードと、「おわりに」の著者が桜を見て抱いた感慨は非常に胸に迫るものがあった(´・ω・`)
ここからは個人的に気になったものを割愛してご紹介したい。
病気になる前にお金を使う
富裕層ほどPET検査(体の広い範囲をスクリーニングする)を含む人間ドッグを上手に利用し、一般人は怪しいサプリやメタボ防止に力を入れているという。
人間ドッグも健康診断に近いものでは意味がなく、胃がんや乳がん検診も定期的に受けたほうがいいとのこと。
著者は富裕層ほど健康で生き残ることを健康格差と呼んでいる。
国保にしろ、会社の健康保険にしろ、いつも大量のお金を積み立てているから、人間ドッグはやはりお金を惜しまず受診するべきだと思った(´・ω・`)
PET検査も調べてみたら1回10万くらいするらしい。
たしかにここまでくると相当な富裕層でないとポンポン受診はできない。
以前、ニュースでがん細胞のところが青く光る特殊な液体みたいなものが開発されていると見たので、今後はそういう医療の進歩に期待したい。
「先生俺はたばこを吸わなければ死ななくて済んだのかな?」
この紹介されていた一言はたばこのパッケージにでも書いたらどうかと思った。
肺がんや肺気腫などになると、とても苦しいらしい。
著者はたばこは税収を上回るデメリットがあるとしている。
JTの株を買ったばかりの自分としては複雑な心境だけど、昨年から完全禁煙して本当に良かったw
日本人は真面目すぎる
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もう少し肩の力を抜かないと息が詰まる。そしてもう少し自由に生きるといいと思う。見えない鎖に縛られすぎている。
「転職したいなら、今すべきである。」
「新しい恋に生きたいなら、今すべきである」
「先生、ひらすら耐えるだけの私の人生は何だったのでしょうか?」
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これらの一説も胸を打つ。
日本人は学校教育に端を発しているのか、全員同じ(意見や行動)でないといけない主義みたいなものに終生囚われている気がする。
著者は「忍従に忍従を重ねるのは日本人らしい美徳」と言っているが、本当にその通りで、働き方で例えると、石の上にも3年とか、過労死とか、美徳は恐ろしい先入観とも成りかねない。
勇気を持って新しい人生を始めたことがある人は全て輝いて、ほとんど曇りもなく、死に顔はおだやかに見えたそうだ。
遺産の話し合い・美味しいものを食べておく・行きたいところに行っておく、など
介護や現役世代が絡む場合、遺族が順当に話し合って遺産分配がすんなり決まらない例も著者は多くみてきたらしい。
他にも
食欲が損なわれた後に、家族の要望でムリヤリ「美味しいもの」を食べさせられる患者の苦悩、
体の自由が利かなくなると旅行に行くにも大量の医者の処置指示書(海外だと英語)が必要になるなど、
が紹介されていた。
この本からは、健康で思考力があるうちに、大事なことを決めて、楽しめるのは「今」なんだということを強く教えられた気がする。
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また少し長くなったので次の3回目で最終回にしようと思う。
閲覧いただいて本当にありがとうございました。
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