正確なタイトルは「1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた 死ぬときに後悔すること25」となっている。
ちょっと暗いタイトルではあるが、セミリタイア・投資・節約などと並行して自分の中では「幸福とは?」をこのブログや自分の中の命題としている。
人は成功よりも失敗から学ぶことのほうが多いという。
(テレビでも「しくじり先生」とかやってたし)
そもそもなぜ図書館でこの本を手に取って興味を惹かれたか、その辺から書きたい。
半年近く前に借りて読んだ時にあまりにインパクトが残っていたので、また最近借りてしまった次第である。
人の幸福とはなんだろう?
家族が寝静まった後、夜になって自分一人で急に考えることがある。
家族や仕事に恵まれた。幸い、こんなご時世で生活も安定してきた。
節約が信条であるので、家・旅行・高級車・グルメetcに散財すれば更なる満足感がありそうだ。
でもそうする度胸やお金が無い負け惜しみかもしれないが、それもまた違う予感がしてならない。
私が大好きなブログ
早期リタイアへの実用書 “幸せの確率” 公式ブログ
でも内山直さんが、そうした形ある財がもたらす幸福は一時的なことであると、よく触れられている。
収入増に合わせて、無秩序に消費を拡大して、終わりの無いお金に支配されるようなスパイラルには陥りたくはない。
だとすると、形を持たない財産はどういうもので、何が幸福につながるのか?
そのヒントがこの本には多く書かれていた。
アラフォー=人生折り返し地点
自分が80歳で死ぬと仮定すると、アラフォーの自分は残り40年で死ぬということになる。
自分に「その時」がきた時、本当に後悔なく死ねるのだろうか?
もっとアレやコレをやっておけば・・・と思うのだろうか?
嫌でも以前見た、映画『最高の人生の見つけ方』 The Bucket List
を思い出してしまう。
ざっと内容を一言で言うと、余命わずかな人が死ぬ前にやりたいことをリストアップして順次実行するというストーリー。
(これを観たのは奇妙にも新婚旅行で移動していた飛行機機内でだったw)
スピリチュアルな話になるが、数多くの生物がいる中で人間として生まれ、恵まれた先進国に生まれるという宝くじのような幸運に恵まれているので、ちょっとした夢(行きたいところに行く、おいしいものを食べるなど)ならすぐ実現はできると思う。
それでもやりたいことを残して死ぬとしたら、やはりきっと心中おだやかではいられないかもしれない。
残り40年でどう過ごせばいいのか?
ひょっとしたら残りは20~30年、いや10年ということもあり得る。
一人の人間(生命体)として、最近そんなことを考えねば、と思うようになってきた。
人生が残り40年ってすごく長いのか?
子供の時と違い、気持ちに分別がついて冷めてくると年々斬新で目新しく感じることが少なくなってくるせいかもしれない。
それでも自分自身、結婚・転職・第一子誕生~入園までがわずか9年で起きたことだった。
人によって30代で起きたイベントはもちろん色々異なるけど、この10年で起きたサイクルをあと4回も繰り返すと人生は限りなく終盤となることになる。
そういえば、以前定年を迎えた60歳の人が「意外とあっという間でしたよ」と言っていたのを思い出した。
あっという間なら、なおさら自分の残り時間とは真剣に向き合いたい。
「先生は後悔したことはありますか?」
本はこう患者に問いかけられるところからスタートしている。
人は最後が近づくと、生命を維持させるために寝る時間も増え、体の自由も利かなくなり、思考力も衰えてくるという。
著者の先生は私と3歳しか歳が変わらないのに、そうした人を1000近く看取ってきたという。
(言葉に尽くせない畏敬の念を抱かざるを得ない!)
そして少しの問答の後、この先生は「・・・ええ、しょっちゅうですよ。」と答える。
やりたいことは体が健全なうちにやれば後悔しない幸福な人生が送れるのでは?
というのが本を書くきっかけだったとのこと。
今回の記事はほぼ本の内容に踏み込んでないので、次回はさらにいくつか内容に触れてみたい。
閲覧いただいて本当にありがとうございました。
こんな大したことが書かれていないブログですが、
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