そういう宗教めいたことではなく、考え方一つで幸せを感じて生きることができるなら、それに越したことはない。
ひろゆき氏のこの本は、そういう点でも非常に良い意見が多いように思えた。
お金がなくたって
「時間がつぶせて楽しければ、究極は何でもいいはずです」
「カラオケが趣味でお金を払ってうたわなければならないのは実は損しています。Youtubeを再生して家で歌っている分にはお金はかからないわけですからね。」
「自分が楽しく生きる上でお金がないと成立しない、という思い込みはなくなるはずです」
つまり、お金がないと幸せが成り立たないというのは幻想であって、思考停止に近い、というもの。
音楽もそうだけど、形を持たない情報みたいなものは、今の世の中ではほぼ100%ネットで解決できてしまう気がする。
ランニングコストを上げない
今は右肩上がりの時代ではなく「給料が上がらないのに生活レベルを上げるとなると、物理的に労働時間を増やさなくてはいけません」
「仕事が忙しくなってくると、忙しい、時間がないと言い訳して、自由な時間や趣味の時間を削りはじめて楽しみをどんどんなくしていく生き方になっていきます。」
さすがの観点。このような状態を著書では「奴隷」と定義されている。
私が非常によく見かける債務者のパターンで、家も車も所有していて日々帰りは遅く、さらに追い詰められているのか、かけもちでコンビニのバイトまで副業で入れている人がいる。
職場とスーパーに近いところに安い賃貸にでも住めば、かなりプライベート時間が確保されると思うんだけど、、と言いたいけど、余計なお節介だと思うので口に出したいけど出さないようにしている。
氏の考えで、
「これを1万円で買うってことは時給1000円で10時間働かないといけないのか」
こういう視点が本当に大事だと思う。
消費者は一生幸せになれない
「楽しさや幸せをお金を使うことで感じる人は一生幸せになれません」
「絵を描いて幸せ、写真を撮って幸せ、という手段を持つ人は時間があればあるほど幸せを感じられる”無敵状態”になれるわけです」
こういうことから、ただの消費者ではなく「クリエーター」になることを氏は推奨している。
たしかにブログを書くだけでもけっこう楽しいので、実は何かを生み出すことがコスパと幸せを両立させるのに向いているのかもしれない。
ちなみに氏は町ですれ違った人が次に何をするか予想したり、電車に乗っている人がどの駅で降りるのか予想して楽しむそうですw
そういうふとした好奇心や楽しみを見つけるあたりがさすが。
そういえば自分もこの前、FXの自動売買用のプログラムのMT4をいじり倒して結局失敗したけど、自分が思ったような取引が何年分かのデータで全てシミュレーションで行われるのはすごく楽しかったなあ。
「お見合い結婚は離婚率が低いそうです」
これも目からウロコ!恋愛結婚と違って、元々の期待値が低いからだそう。
飛行機に乗った時、「隣に超デブが来ると楽しいな」と言って、本当にデブのオッチャンがくると少し嬉しくなるとか。
大元の考え方というか、最初の先入観みたいなものは大事なんだろうな。
あと理想が高すぎる人も鬱になりやすいと聞いたことがあった。
この本から学んだこと
他にも嫌な目にあったことを100日覚えている人と、1日で忘れる人では、前者は100倍ストレスを感じている、なんて意見もあった。
人間は考え方一つで100倍も変わってくるということかw
ちなみに、年を取ったミュージシャンや芸術家が若々しく見えるのも、いつも知的好奇心を満たして、何かを生み続ける幸せを感じ続けているからだと思う。
逆に、悲観的でどこか後ろ向きな人は、同年代と比べて老け込み方が激しいように見える気がする。
(特に50代以降の人)
40代から人間の脳は委縮が始まるらしいから、気を付けていきたい。
学んだことを自分なりに要約すると、「幸せを感じるために期待値は上げすぎず、そしてクリエーターに近い趣味を模索すること」という感じかな?w
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