2018年3月3日土曜日

高齢者ドライバーに家族を殺されないために


もしある日、自分の携帯に警察から着信があって、
奥さんとお子さんが事故に遭われました
と言われたら・・・。

前々から気にはしていたが、招き猫の右手さんのブログ記事
で嫌な高齢男性の件を見て、高齢者ドライバーがよく暴走事故を起こしていることを思い出し、冒頭の心配のことも思い出した。

考えすぎな性分なので損をしている気もするが、高齢者はこれから増える一方なので、長い人生で一度くらいは危険なドライバーと遭遇することがあるかもしれない
投資と同じで、最悪なシナリオや悪材料ほど目を背けて意識したくないものだが、こればかりは、非常に簡単に起こりえると私は思う。
何しろ認知症や急病を起こした人がアクセルを数センチ深く踏んで、ハンドルを横にクイっと半回転やれば、それだけで通行人を殺すには十分なのだ

車衝突の威力は?

まあ死ぬ威力なことは間違いないが、一応調べてみた。

仮にプリウスくらいの1.5トン車が住宅街で50キロで突っ込んできたとする。
こちらのサイトで計算して、運動エネルギー(ジュール)に換算すると、1875000 [J]!

さらにこちらの「弾の威力の話」サイトでは、野球投手で132ジュール、M16ライフルで約2000ジュール、ゼロ戦の20mm機銃なら約17000ジュール。
つまり計算した187万ジュールは恐ろしい数値で、突っ込まれたらいくら親が庇ってもまず絶望的だ。

JAFのこのページによれば、「60km/hでコンクリート壁に衝突した場合の衝撃は、ビルの5階(約14m)から地面に落ちたのと同じぐらいの大きさに相当します」とのこと。

これはドライバーからみた衝撃なので、コンクリでもない生身の人間が当てられたら、やはりたまったものではない。

素晴らしい思い出は一瞬で

子供がいると分かるが、うちはわずか4歳でも数多くの感動やドラマがあった。
嫁さんの妊娠、出産(難産)に私が立ち会ってへその緒を切ったり、初めてドキドキ入浴させたり、つい最近まで夜泣きやグズりに悩んだり、子供が初めて笑ったり歩いた時も言葉にできない感動があった。幼稚園入園の時に制服を着た姿も感無量だった。

最近では会話もよく成り立ち、ちょっと難しい単語も使ってびっくりさせられたりする。
それに何といっても無邪気な笑顔は私の生きがいそのものでもある。

挙げるとキリがないが、それまでの悲喜こもごもや、輝く未来がボケた爺さんの暴走で一瞬で無になるリスクがあるのだ。
さらに捕まっても「責任能力が無い」とかで無罪になるのだろう。
もし息子に万一のことがあれば、記者会見でめそめそしながら「二度とこのようなことが起こらないようにしてもらいたい」なんて大人な対応ができる自信は私には無い。

自動運転や法改正で解決するか?

しないと思う。将来、自動運転が実用化されたり、免許の強制返納や、車に物理的な抑止機能がついたとしても、家族の制止を振り切り、旧型の車で問答無用で無免許運転する可能性は残る。なぜならボケているからだ。
日本型年功序列文化で甘やかされ、脳が委縮した状態では、「自分が一番偉いし運転ごときで周りが文句を言うなんてけしからん!」、とか本能がむき出しになってそうだ。
こうなるときちんと任意保険に入っているかも怪しい

以前、ネットでこうした高齢者ドライバーを「猛獣が野に放たれてるようなものだ」と言っている人がいたが、これほど正鵠を射ている言葉はないだろう。

普段私がしている対策

まず「車はいつか突っ込んでくるもの」として考える。
交差点などで信号待ちの時は決して車道近くには立たず、1・2メートルは後ろに下がる。
その時も電柱などがあれば、車の進行方向から隠れられる場所に立つ。
なるべく縁石のある歩道の中を歩く。

心配しすぎかもしれないが、災害は忘れた頃に襲ってくる。
こうした地味で簡単にずっと続けられる対策を続けていこうと思う。

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