2019年1月19日土曜日

漫画「ペリリュー」から戦争の悲惨さをあれこれ考える

今日は以前から気になっていた戦争漫画「ペリリュー」を読みました。

第二次世界大戦でフィリピン東800キロにあるペリリュー島での戦闘を、可愛らしい絵のタッチではありますが、その場にいる臨場感を重視して描かれて話題になっていた作品です。

詳しくはNHKでも紹介されていました。
漫画で描く ペリリュー島の戦い

戦争に関する作品や評論の類は出尽くしている感がありますが、これは40代の作者がすごく取材をして描いたことがよく伝わります。

かつての自分もよく戦争映画やドキュメンタリーはかなり多く見ていた自信があるのですが、どちらかというと兵士とか武器のカッコ良さとか、ゲーム感覚に近いものでした。

実際、オンラインゲームでも戦争モノをよくやっていましたし、完全に戦争というものをナメていました。

そんな戦後生まれの自分の価値観を大きく揺るがした3つの出来事があります。

時系列で順にいきます。

外国で実際に銃を撃った


グアムに新婚旅行に行った際、観光客向けの射撃場で、小型拳銃・大型拳銃・アサルトライフル(M16)などを撃ちました。

反動とか衝撃とかは想像通りだったのですが、引き金の指に少し力を入れるだけで数十メートル離れた的の紙に簡単にバスバス穴が開いていきます。

本当に引きました。

当たり前なんですが、そのあまりのあっけないというか、簡単に扱える威力に恐怖を感じました。
人殺しの道具としてあまりに合理的すぎるのです。

これを人に向けて撃つって、どんな状況(心理)だ?!ありえない・・。
と思ったものです。
アメリカじゃあ絶対生きていけないですね。

子育てを経験した


月並みかもしれませんが、自分に子どもができてから生命の重さというものを感じずにはいられません。

立ち合い出産→日々の世話→次第に成長→大変なことや嬉しいことetc...
新生児の頃は、最初のたった数カ月くらいでも相当なドラマを我が子は産みだしてくれました。

オムツ替えや寝かしつけなどはもちろん、
ちょっと熱が出るたびに必死に看病したり、
どこかにぶつけてケガをして慌てて医者に行ったり、
異物を飲み込んでやはり慌てて医者にいったり・・とか、
それこそ誰しも赤ちゃん時代から天塩にかけて育てられて大人になったはずなのに、戦争というやつはそんな膨大な思い出の塊であったはずの人間の人生を一瞬で次々と終わらせてしまう。

イエモンの名曲「JAM」ではありませんが、戦場でヒゲを生やしたいかつい表情の兵士もみんな無垢な赤ちゃんや幼児だった頃があったはずです。
そんな彼らが銃弾を撃ち込まれたり撃ち込んだりしている。

我が子を見るたびに、戦争のそんな理不尽なことが降りかかってこないように・・・と願ってやみません。

あるショックな映画を見てしまった


クリントイーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」という作品です。

映画の完成度は高く、作品が発するメッセージも非常に大事で重いものです。
ショックを感じているのは自分だけかもしれませんが、残虐な表現が苦手な人は見ることをお勧めしません。

何がショックだったかというと、主人公はイラク戦争に行った米兵で、現地の子どもがとても残酷な方法で殺される光景を目の当たりにしてしまいます。
その光景は前述したように、子供がいる私にもひどくショックなものでした。

その子供を殺した道具は、日本でも身近に手に入るものであり、その映画を見て以来、私は店でそれを見るのも嫌になってしまいました。
(普通の人にとってはなんてことないものです)

その子供を殺したイラク人もアメリカ憎さで平気で子供を手にかけます。

平和な日本なら子供はまず保護すべき存在という発想になりますが、戦場ではそうではありません。
時には報復の対象であったり、将来の禍根を残さないための優先攻撃目標であったり、従順に命令を聞く地雷処理専門の兵士であったりもします。

人間は政治・宗教・歴史などの背景でこうも残酷になれるのかと思いました。

よく「戦争は悲惨だ、地獄だ、二度と繰り返してはならない」というフレーズを耳にしますが、
映画とは言え、残虐な光景を見て初めてその言葉が魂を持った気がしました。

今でも多くの戦争で人が亡くなっている

紛争地帯では、ある民族Aが街でB民族をxxxしたり、xxxされたB民族もA民族を同じようにxxxをやり返す。

映画や漫画などで、そういう光景をリアルに再現したら、みんなその場で吐き出すかPTSD(心的外傷後ストレス障害)になりかねず、とても一般に公開できるようなものにはならないでしょう。

幼稚園や小学校で大勢の無垢な子どもが楽しそうに遊んでいるのを見るたびに、「ああ平和だなあ」と思うのですが、紛争が起きている地域ではきっとああいう光景すらも無茶苦茶にxxxされてしまっているのでしょう。

調べると(日本人からすると)意外にもまだ戦争は多くの場所で起こっています。

日経新聞:世界の紛争犠牲者15万人 16年、死者数減少 
 (15万人もいるの?!)

進行中の武力紛争のリスト

現在も続く世界の紛争【前編】〜世界で起こる紛争・戦争・内戦をわかりやすく解説!〜

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漫画「ペリリュー」があまりに読み応えがあったので、普段は金のことばかりブログで書いているくせに、暗い記事を書いてしまいました。

話をペリリューに戻せば、戦争の悲惨さを知るだけでなく、当時あのような形で地獄を見た先人には無限の敬意を払う必要があると思います。

今の日本は普通に子育てができて、外出もできて、買い物もできます。
ひとたび世界や歴史に目を向けると、平和って本当にありがたいと思うのです。



閲覧いただいて本当にありがとうございました。
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