信州蕎麦がいいとか、へぎ蕎麦がいいとか、十割蕎麦がどうだとか、自分で打つぜ、みたいなそういう食通ぶったものではなく、自宅で茹でる乾麺や立ち食いそばなんかが好きなんです。
ちょいと小腹が減った時の立ち食いそばや、乾麺を上手く茹でて触感が良かった時なんか最高です。
好みでネギやわさびを薬味を自分で調整したり、スーパーで買ったかき揚げやコロッケなんか乗せた日にはさらに最高です。
しかし、さらに贅沢をしようと先日大奮発して町のとある蕎麦屋に入って食べようとしたところ、そこは子ども食堂をやっているようで、入り口に「子ども食堂やっています」カードや貼り紙がありました。
市内でも数か所に子ども食堂があることは知っていたのですが、こんな身近なところにも広がってきたんだなと思いました。
子ども食堂が必要な背景には当然満足に食事ができないような貧困があるわけで、さらにその貧困には2種類あるとされています。
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・絶対的貧困…アフリカで見るような飢餓のような、最低限の食事などが満たせないような状態。
・相対的貧困…所得が中央値より低く、他と比べると貧困な状態。
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問題になっているのは、日本が先進国でありながらも後者の相対的貧困が15%と高く、OECD平均が11%なので、けっこう悪い状態です。
ランキングにすると1位中国28%、8位アメリカ16%、日本が12位で、先進国でも貧困率が高いことから、格差が広がっているということになります。
(直近では日本の相対的貧困率も少し改善したようですが)
そこで、子どもに満足に食事を提供できない、それを何とかしたい、という善意のつながりが子ども食堂という形になって急激に広がっているわけですが、当然ボランティアによって成り立っていることから限界があります。
こちらの記事で子ども食堂に関する限界などの問題点に関する問答はほぼ決着がつくくらいまとまっています。全国に急拡大する「子ども食堂」に、いま圧倒的に足りないもの https://t.co/mclclR8FeE #現代ビジネス— ドケチ元SE (@SE19562175) 2018年12月15日
(記事でも触れているように、子ども食堂には栄養を満たす以外に子どもの居場所を提供したりメンタル的に支える部分も大きいようです)
多くの子ども食堂が月1~2回の開催でも、材料費・場所代・水光熱費などを、寄付やクラウドファンディングなどで資金を何とかしている状態です。
(宣伝・広報・人材募集・衛生管理も大きな負担です)
じゃあ税金などの公費を投入すればいいかというと、そうでもなく、税金を投入する以上は公平性を保証しないといけないので、所得証明やらを提出してもらって子ども食堂に来ていい人を厳密に判定する必要が出てきて、ハードルが滅茶苦茶高くなってしまいます。
一度、子ども食堂を運営している代表の方と話をしたことがあったのですが、ご近所さんも心配するくらい育児放棄されているような子ども(子ども食堂に最も来てほしい層)は、どんなに呼びかけても全く来ないとのことでした。
(そしてある日突然引っ越していなくなってしまう)
ともかく、資本主義を続ける以上、今後も所得の格差は開く一方だと思いますので、相対的貧困も高まり、子ども食堂も増え続けるのかもしれません。
一つだけ言えるのは、子ども食堂は善意の取り組みであり、少しでも多くの子どもが救われるのであれば、どんどん広がったほうがいいということです。
ただ、いったん広がりを見せて多くの限界点なども見えてきている以上、もっと無理なく運営が続けられるよう、どこかの自治体や企業などが次のシステム作りを考える時期にきている気がします。
もちろん子ども食堂はあくまでボランティア活動なので、貧困という政策レベルのテーマに関して、それほど多くを求めてはいけません。
ただ、子ども食堂を通して見える所得格差・育児放棄・食品ロスなどの問題も耳にしたりすると、もう少し何とかならないのかな…と思ってしまうのです。
閲覧いただいて本当にありがとうございました。
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この手の話題は最近テレビでも放送されることが増えたように感じます。取り組まないといけない問題ですが今すぐにどうこうできることでもないので、やはり根本的に解決するには資本主義の仕組みを義務教育にもっと取り入れることだと思います。特に労働者は搾取されるという意識は必要だろうと感じます。
返信削除無理して高い家を買ったり、キャリアスマホで月額いくらか把握してないとか、端から見るとムチャクチャなお金の使い方をしている(搾取されている)人がけっこういるので、義務教育でお金に関することはかなり必要だと思います。
返信削除無自覚にいつの間にか搾取されていることが多いので、資本主義って怖いなと思います。